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落合発富良野行の臨時快速「ぽっぽや号」

相手は、1999年にデビューした落合発富良野行の臨時快速「ぽっぽや号」。感動の話題作、映画『鉄道員(ぽっぽや)』とタイアップして走り始めた列車だ。作品の中で登場したのと同じ、朱色のキハ(気動車)で迎転されている。さっきは、かなやま湖のモノトーンの美しさに感言言に動したが、雪の中をいく朱色の国鉄型DCも、やはり絵になっていて、いい。映画さながら、タイフォンを大きく響かせて走り去った。さて、いよいよ幾寅へ。『鉄道員(ぽっぽや)』では架空の駅「幌舞駅」の舞台となり、映画のロケが行なわれた駅だ。映画で主人公の駅長・乙松が操作した、信号テコ扱い所の建物や腕木式信り機もそのまま残されているが、むろんあくまで映画のロケセットであって、実際の保安設用ではない。それが目当てかどうかわからないが、ここでは久しぶりに下車客あり。そのせいで、何と2両目の乗客は私とヤングミセス2人組と富良野で乗務を終えた運転士の、計4人に。閑散とした車内といい、雪に埋もれた物悲しげな駅といい、まさに映画の世界になってしまった。狩勝峠を越え、いざ道東へ落合に到着。と、ここで富良野から乗っていたヤングミセス2人組が下車。席を立つ際、その1人からなぜか「お先に…」と挨拶された。こちらも、明らかにジモティーではないと見抜かれていたようだ。とはいえ、行程はまだまだこれから。先は長い。

最近のトレンドはOldMeetNew

イギリスの場合、最近のトレンドはOldMeetNew、つまり古き良きものが新しい流れに刺激され、特別な輝きを放つようになったということだ。ホテルで言えば、東洋の美とトラディショナルなヨーロッパ生活を融合させたシンプルモダンなデザイナーズホテルの登場で、「ハルキン」「メトロポリタン」「ザ・ヘンペル」などの最新ホテルは、伝統的なクラシックホテルと対比することにより新しいイギリス暮らしの魅力を伝えてくれる。新しい風は、レストラン界にも吹き始めた。伝統的な英国料理をライトで、オリエンタルな感覚に仕上げたのがモダン・ブリティッシュフードと呼ばれる料理である。特にコンラン・ショップで知られるコンラン卿のデザインによる楽しくスタイリッシュな店、メッソ、クアグリーノス、そしてブルーバード、ザ・ピープルズパレス、ジ・アイビーといったカジュアルな新感覚派レストランは、伝統的な英国料理と対比すると更に輝きを増す。こうした古き良きものと新しきものとの出逢いは、ロンドンなどの大都市よりカントリーサイドと呼ばれる田園の地方都市で始まった。ロンドンのバトラーズ・ワーフにあるコンラン卿のレストランに象徴される新英国料理の流れを作ったのが、英国を生んだ川テムズのほとりにある、ウォーターサイド・イン(マーロー近郊)とル・マノワール・キャット・セソン(オックスフォード近郊)などの地方レストランだ。また音楽でも、スコットランドからアコースティックなムーブメントが始まり、最近ではイングランド南西部のブリストルがデジタルなクラブサウンドの流行発信地となっている。言い古された言葉だが“古きをたずねて新しきを知る”、そしで“カントリーサイドを歩く”が、イギリスを最も豊かに楽しむAクラスの旅だろう。

旅行中の盗難について

物は返ってこない(思い出のあるものはなるべく持っていかないほうが賢明)。警察を呼んでもらうか、出頭して被害届(盗難届)を出します。何日、どこで、何を盗まれたのか、申告して、買ったときの値段も伝える。調書にはけっこう時間がかかるので、観光の時間もなくなるし、精神的な打撃は大きい。保険会社はそれをもとに、使用年数などの減価償却を勘案して、免責1000円をさしひいて、お金で補償してくれます。ソウル・明洞の繁華街屋台の店でスニーカーを値切っている間に、鞄に入れていたポーチをすられたことがあります。中には、財布やブレスレット、そして帰国後支払う予定の家賃10万円。値切った金額は200円。あまりにも大きな買い物でした。長く、数多く旅をしていると、事故にあたる確率も高くなります。私はこの10年機内から荷物が出てこなかったことは二度、盗難には4回。カメラが壊れたりスーツケースが壊れたり、体をこわしたり、そして一度は、命を失いかけました。財布をいくつかに分けたり、余分な現金は持ち歩かなかったり、鞄はチャックになってるものにしたり、日ごろから健康に気を配ったり、機内には1泊分の下着と着替えは持ち込むようにしたり、できることは予防しています。