某リサイクルショップの仕入れは、基本的には各店が一般消費者からの買い取りで賄っている。FC本部としても、本部が抱えている大型店に買い取りセンター機能をつけ、独自に商品を仕入れてそれぞれの店に供給する態勢をとっているが、それぞれの店での買い取りだけでも、商品は十分すぎるほど集まってくる。それを可能にしているのが、コンピュータを使った店頭買い取り作業であり、そこで独自の査定システムを取り入れているからである。どういうことかというと、まず、需要に合わせて三〇〇ブランドすべてをデータベース化し、ブランドの人気度、アイテム、セーターとかワンピースといった種類と金額、それから持ち込まれる時期とか、着用感のランク度など八項目ぐらいの条件を、店のバイトの女の子がワンプッシュで打ち込んでいく。そうすると、コンピュータの画面上で自動的に査定化される、というもの。しかも査定化されれば、それがそのままプライスタグ、商品タグとなるので、それを商品につけて店頭に並べるだけで売上管理、在庫管理など、すべてが手間いらずでできるようになる。二十五坪の標準的な店であれば、常時一人か二人で運営が十分可能であり、人件費の削減にもなる。このコンピュータによる買い取り・査定システムは、失敗を繰り返しながら五年越しでじっくり上げたものだが、商品の仕入れにどれほど大きな役割を果たしているか、計り知れないものがある。