香水や化粧品がそれぞれ中心になるものの、フェラガモのブラウスやバッグまで用意している航空会社もある。同じように、日本を出国するとき、成田の免税店で先にショッピングしておくという方法もある。口紅や香水など小さなものなら荷物にならないし、海外の免税店で色がなかったとか欲しい商品が品切れなどというケースもあることを考えれば、賢い買い物術といえるだろう。それに、ブランドのオールスターがそろっているから、旅先であれこれ土産選びをする時間からも解放される。海外のアウトレットショップも狙い目とはいえ、ガイドブックに載っていなかったり、新商品は望めないというのが難点。パックツアーのときは、あきらめたほうがいいかもしれない。もし買い物目的のツアーなら、直営店がバーゲンを開くころにあわせて日程を組むというのが、いちばん賢明といえそう。
膨大な広告量が現代人を広告不感症にするコンセプトが決まると、それに合わせてブランド名やロゴを決める。ただしブランドそのものの優位性を宣伝するようなブランド名だけはゆめゆめ避けなければならない。たとえば「クリエーティブ云々」「インターナショナル云々」「エクセレント云々」の類だ。「視覚は、聴覚の四〇倍のインパクトをもって記憶に留まる」といわれている。まず目に飛び込んでくるのが色。ブランドのロゴや店のデザインをつくるとき、制作者が色にどれだけ腐心しているかをご存じだろうか。ときには心理学者を動員してそのブランドのコンセプトに合った色を探す。しかし、しつこくいうが、「目と耳」より「頭」、つまりコンセプトのほうが比べものにならないくらい大切なのである。ブランド名やコンセプトを伝えるためのオーソドックスな手法はコミュニケーション。一般に広告宣伝と同義語だと思われている。雑誌・新聞・テレビ等のマスメディアで繰り返しブランド名とイメージとなる写真や動画を流布することで、ブランドの存在とメッセージを消費者に伝えよう(コミュニケート)とするものだ。
春夏は、素材が薄くなることや天候によって、服装がだらしがなくなるので、基本的にはネクタイを締める。シルクか麻の紺ブレザーにサマーウールのパンツ。ビスコースのような人工素材も、(チーフだが)カジュアル感は表現できる。麻のパンツは避ける。秋冬用のフランネルの場合は、質感が違うものの選択により、同素材でもお洒落はできるが、麻は独特の同じような質感のため厄介で難しい。シャツ素材はコットンか麻。このふたつの素材は、シルク、麻双方のジャケットに合う。とくに麻ジャケットと麻のシャツの取り合わせは、同素材ながらモダンな雰囲気である。麻のシャツは、できるだけしなやかなものを。シャツの色は白かブルー系。秋冬の項で、白はクラシックを表現すると述べたが、夏場に限っては、白は新鮮である。太陽光線の加減でよく映えるためだ。真っ白がよい。柄物を選択するときは、白地にブルーのストライプがよい。チェック柄を好む人は、できるだけ細かな柄を。