その予備校に在籍する生徒の出身高校についてもチェックしておくと、参考になりますどこの高校から来ている生徒が多いか、などを聞いておくことで、その予備校・塾のカラーなどがわかります。難関高校の生徒が多ければ、ハイレベルな要求に応じてくれるところだと察しがつきますし、逆に、偏差値レベルでは低い高校から来ている生徒が多ければ、基礎が充実していることがわかるでしょう。また、自分の母校から、どれくらい来ているかを知ることも、予備校・塾を選ぶポイントの一つになります。同窓生がたくさんいると安心する、または、逆に緊張感がなくなる、などの判断基準になるからです。予備校・塾選びは、子どもの意見も取り入れながら慎重におこないましょう。
机に向かっている時間が長く、よく勉強している様子なのだが、一向に成績が伸びない、こんなお子さんがいるのではなかろうか。塾で子どもたちを見ていると、十人のうち必ず一人や二人はいる。彼らをよく観察していると、共通する性格というものがありそうだ。まじめにやっているのだが今一歩学力が伸びないというのは、几帳面な性格の子に多い。そういう子どもたちは、ノートの取り方がきれいで、一見、とても上手にまとめているかのように整理されているのが特徴といってよいであろう。しかし、このきれいなノートにこそ、成績が伸び悩む原因があることが多い。こんなことを言うと、いぶかしがる父母の方もいるに違いない。ノートをきちんと整理することだけに気を取られて、何のために自分はノートに書き込んでまとめているのか、わからなくなってしまう場合もあるようだ。
勉強の目的は原則的に知識を増やし、思考力を豊かにすることです。この点で、認知心理学の方法論には使えるものがたくさんあります。認知心理学では、蓄積した豊かな知識を生かして幅の広い推論ができ、いろいろな分野の問題解決ができる人のことを「頭がいい」というわけです。しかし、知識にしても推論にしても、自分の立場や感情、あるいは既成の知識などによって偏ることが意外に多いことが知られていますし、周囲からの同調の影響を受けやすいこともわかっています。その弊害を受けないために、認知心理学の知恵を借りると有効です。すなわち、みなさんがご自身の知識の偏りに気がつくとか、推論が周囲の影響や自分の感情に動かされていないかを検証するための自己モニターが求められるのです。